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「トレードを休む効果」

現役トレーダー5人のチャット対談! -2007年2月05日


岩渕 : それではドリームフィールズ投資家対談を開催します。
岩渕 : 本日のテーマは「トレードを休む効果」です。
岩渕 : 漠然としたタイトルですが、皆さんの経験の中でこのような経験があるのではないかと思っています。
岩渕 : 休むとことを意識的に取り入れているのかどうか興味がありましたのでテーマにさせていただきました。
岩渕 : それでは本日は錬金術師さんからお願いします。
錬金術師 : はい
錬金術師 : 投資とはちょっと違うのですが、ギャンブルの世界で休む事を見(ケン)といいます。
錬金術師 : 人間である以上、運のいい時もあれば悪い時もあり、これらは交互に訪れると考えています。
錬金術師 : そこでギャンブルをする人は、自分の調子が落ちてきたなと感じたら、「見」に入って様子見をします。
錬金術師 : 調子の悪い時は、ダメージを最小限に抑えようとする知恵ですね。
錬金術師 : さて、話しを投資に戻します。
錬金術師 : 投資の世界でも、先がすごく読めるときもあれば、見通しを外す時もあります。
錬金術師 : 勿論投資をする人の才覚如何にもよるのですが、調子の悪い時は誰でもあるので
錬金術師 : そういった時は休みを取る事は非常に重要と考えています。
錬金術師 : 投資をする人は種銭を失っては終わりですから、要所要所に休みを取り入れ
錬金術師 : 一度や二度の失敗で全てを失うような愚挙は避けるのが肝要と考えています。 
錬金術師 : ゆえに、僕自身も出来うる限り休みを取るように心掛けています。 以上です。
岩渕 : ありがとうございました。
岩渕 : 休みを入れることによって負けを最小限に防ぐということですね。
岩渕 : 実際に休みを入れるとどのような精神状況になりますか。
錬金術師 : はい、 渦の中にあっては渦は見えませんが、一歩外に行けば見ることが出来ます。
錬金術師 : 客観的に相場の流れを見ることが出来れば、冷静に対応する事が出来て、勝率も上がります。
錬金術師 : 精神状態をいうならば、冷静に判断できると言うところです。 
岩渕 : 「勝率が上がる」 これは大きいですね。まさに休む効果と言えますね。
岩渕 : ありがとうございました。
岩渕 : それでは朱雨さんお願いできますか。
朱雨 : はい
朱雨 : 4点ほど思いつきました。
朱雨 : 1点目。ノーポジになると冷静になれます。
朱雨 : 損していると頭に血が上りカッとなって損を取り戻そうとさらに悪手を打ちやすいです。
朱雨 : これはさきほど錬金術師さんが言った事と同じです。
朱雨 : 2点目。暴落などで価格安くなった際、チャンスのときに手元に現金があれば買うことができます。
朱雨 : 休んでいるわけですから、キャッシュは100%ですよね
朱雨 : 3点目。相場はほとんど横ばいです。横ばいでは相場はあまりもうからない
朱雨 : ですから、基本的には「常に売ったり買ったりする」のは良くない。
朱雨 : ・・・ということになります。手数料がかさみますし。
朱雨 : はっきりしたトレンドにのれるのならば、休むのが好ましいです。
朱雨 : 4点目。休んでる間は、投資で損はしない。(笑)
朱雨 : 1点、デメリットを言うと
朱雨 : まったく、持ち玉がないと、相場に関心がなくなりがちになります。
朱雨 : そのときの相場の雰囲気が分からなくなる。勘が働きにくくなりますね。
朱雨 : ですから、ほとんどの現金を休ませるとしても、最小限の枚数持つというのも良い手かもしれません。
朱雨 : これは好みでしょうね。
岩渕 : なるほど。ありがとうございました。
岩渕 : 休むというのはノーポジになること。
岩渕 : 決して相場から離れることではないと言うことですね。
朱雨 : はい
岩渕 : 部長は意識的に休むを取り入れていますよね。意見を聞いて意味するところがよく分かりました。
岩渕 : 地合いが悪い時はありますからね。
朱雨 : 四六時中相場を見すぎているのでしんどくなって、逃げ出したくなることがあります。
朱雨 : そんなときは無理やり旅行にいってしまいます。(笑)
岩渕 : 自分を取り戻す必要ありと(笑)
朱雨 : はい。私の場合は必要ありですね
岩渕 : やはり相場も見ないケースも必要なようです。ありがとうございました。
岩渕 : ではだいさんお願いします。
だい : はい。
だい : まず、今回のテーマを聞いて思ったことですが「上手くしゃべれるだろうか・・・」ということが凄い心配でした
だい : なんでかというとテーマである「トレードを休む効果」ですが
だい : これは僕としてはあまり気にして投資をしたことがなかったからです、基本的にはこのテーマは短期売買をされる方が気にする言葉だと思っていましたから
岩渕 : なるほど。
だい : 長期投資を軸にしている(去年は商品もやっていましたが)僕には、その概念自体がありませんでした。
だい : ただ、「休む」という言葉は長期投資であっても面白いテーマじゃないかと思って改めて自分の相場観にそっていろいろ考えてみました。
だい : 例えば、僕は去年の秋口に中国株を売却して100%キャッシュポジションになりました。
だい : そのとき次の長期投資先をどこにしようか迷っていました。
だい : 日本株、インド株、アメリカ株、ベトナム株・・・・いろいろ考えられると思います。
だい : 結局は、あまり気になる投資先が見つからなかったのとサブプライム問題が投資家のブログでも騒がれるようになっていたので
だい : しばらく放置しておこうということで、そのままポジションを持つことをせずに今年を迎えたわけです。
だい : 正直、この1月にこれまで壊滅的に世界の株価が下がったことは、非常に運が良かったとしか思えませんが
だい : 休むことをせずに、無理やり日本株などで割安株を探していたとしたらパフォーマンスはひどいことになったことは間違いありません。
だい : ま、しかし結果論かもしれませんが。
だい : 先ほどの朱雨さんの話でもありましたが、
だい : やはりトレードで失敗したり過剰な成功をすると、子供がゲームやスポーツにはまるように興奮している状態になっていると思うんですね。
だい : 長期投資でも、ほとんどの株を売却して1回の大きな投資が終わるとそういった感じだと思います。
だい : だから、そんなときはやはり「休む」ということで冷静になってしばらく放置することは理に適っているかもしれないと今回思いました。
だい : いま日本新興株を買いあさってますが、もしこれが成功して2年後ぐらいに売るようなことがあれば次の市場を探すまでにしばらく時間を置いたほうがいいかなと思います。
だい : 2年後、非常に忘れてそうで怖いですが。
岩渕 : どうもありがとうございました。
岩渕 : バリュー投資の性質上、休むわけではないけど、市場動向から一歩離れるスタンスですよね。
岩渕 : 感覚的にないのは分かります。
岩渕 : その中でもトレードをゼロにすることによって新たな発見もあり、次のマーケットを探すことに繋がることもある。
岩渕 : 今回は納得できるトレードに繋がったようで良かったですね。休む事によって運も引き寄せましたか(笑)
だい : ただ、1点付け加えて置くと。2006年1月には日本市場が天井をつけたわけですが、あの時に神のような相場観で仮に株をうっぱらっていたらどうなるかってことですよね。
だい : 天井近くで売っているので大成功かもしれませんが、日本市場はそこから今日まで2年間のブル相場に入っています。
だい : 「休む」概念を考えるとずっと参加できないでしょうし、参加してもパフォーマンスは相当悪いことになります。
だい : この2年間で死んでいたのは新興市場で東証1部銘柄は良かったみたいですが・・・
だい : 僕が言いたいのは1回ブル相場が終わると例え経済状態が良くても相場としては離れたほうがいいということです。
だい : だから中国株も去年の10月に天井つけてますので、これから2年ぐらいは様子見したいです。
だい : 同じ意味でもし今後、日本の新興市場にブル相場が来て2〜3年後などに売るようなことがあれば
だい : 1回日本市場から離れて違う国の市場でバリュー投資ないしグロース株を展開するのがいいと思います。
だい : すでに「休む効果」というより自分の相場観の話になっていますが、そういうことです。
岩渕 : ありがとうございました。
岩渕 : 最後に私の意見も簡単に述べさせていただきます。
岩渕 : 皆さんの意見を同じですが、私の場合は強制的に休みを入れるルールを設定しています。
岩渕 : システムトレードが基本なので、裁量によるトレードは禁止しています。
岩渕 : しかし場合によっては裁量でトレードしてしまうこともあるんですよね。
岩渕 : 裁量トレードで負けが発生した場合は、2週間すべてのトレードを中止するというルールを設定しています。
岩渕 : これは裁量の負けを挽回する為に、あらたな裁量トレードをしてしまう事を防止するためです。
岩渕 : 人間は弱いですから(笑)
岩渕 : さて、みなさんありがとうございました。
岩渕 : 「自分のポジションに惚れる」ことなく、「相場を休む」ことによって冷静さを取り戻しましょう。
岩渕 : それでは本日の投資家対談を閉会いたします。お疲れ様でした。
だい : お疲れ様でした。
錬金術師 : おつかれさまでした 来週もまた宜しくお願いします。
朱雨 : おつかれさまでした

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