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2008/01/19
世界3大投資家の一人であるジム・ロジャーズの投資手法は
独特です。小手先の売買はしません。だから、目先の動きは気
にしません。そのかわり、現地を見て、大極を掴む。そして将
来性があり、今は割安であると判断したら投資します。基本的
には買いからのスタートです。
彼は、世界(の投資家)で初めて、世界中を車で一周したと
いうことでギネスブックにも載っています。「情報は現場で仕
入れる」のが彼のポリシーです。冒険家と投資家の両立を見事
にこなしています。先日、2006年夏に行なわれた彼のDVDを
見ましたが、1年以上経った今、彼の先見性には目を見張るも
のがあります。彼がその時強調したのは、大まかには以下の3
点です。
1.商品(先物)はこれから間違いなく高くなる(値が上昇する
)。しかし、途中で調整は必ずある。
2.中国の動きに注目せよ。
3.米国に投資してはいけない。
その予言どおり昨年は、石油や貴金属が一気に高騰しました
。穀物は高止まり、中国を中心とするアジア株も大幅に上昇。
また、米国のサブプライムローン問題による世界同時株安も起
こりました。
どうして彼は、未来を予見することが出来たのでしょうか。
それはむしろ予見ではなく確信に近いです。なぜなら世界中を
自分の足で回り、現地の人達と触れ合い、その地の経済情勢を
肌で感じ取っているからです。
普通私たちは、商品に投資するときに、農場や貴金属の採掘
場など現地を見に行ったりはしません。しかし、実は一見、マ
ーケットの動きとは直接は関係ないと思われる現地の生の情報
が、未来のマーケットの動きを捉えるのです。
意外なのは、彼の姿を見た方ならわかるでしょうが恰幅がよ
く、トレードマークの蝶ネクタイがよく似合い、いわゆるお金
持ちの雰囲気が漂ってくる彼からは、とても「冒険」というも
のが想像できないことです。
世界を一周するといっても、豪華客船や専用チャーター機で
移動するような「世界旅行」ではありません。大陸はほとんど
自動車で移動し、時には命がけで警備が厳しい国境を越えたり
、激寒の中、雪上を走ることもあります。まさに地球全体を舞
台にした「冒険」です。
世界各国の情勢を肌で感じ取った収穫は大きいです。ことわ
ざで言うところの、「虎穴に入らずんば、虎児を得ず」を実践
している方です。また何年か後に、世界一周をするのでしょう
か?今後も、ジム・ロジャーズの言動に注目したいと思います。
今月末、また彼が日本にやってきます。今後のマーケットの
方向性を占うためにも、彼の来日を楽しみに待ちたいです。
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