Home > 宗太郎の投資コラム > 過去の経験則は目先底打ちを示唆 | サイトマップ

2008/03/16
昔から、「節分天井、彼岸底」といいますが、確かに日経平均は2月4日に高値をつけています。だが、どうや
ら下落のテンポからすれば、底入れは彼岸よりも早まる降参が出てきたようです。
今10人に聞けば、10人とも底入れはまだまだ先といいます。果たしてそうなのでしょうか?
ここへきて、底入れが早まる理由がいくつか浮上してきています。まず、値幅です。2007年7月高値1万8216円
から今週の安値まで実に32%も下落しています。これは尋常ではありません。戦後二つ目の大きなヤマ場となっ
た1965年から1989年までの大勢上昇相場で30%以上下げたのはたった一回です。それほど30%の下落というのは
大きな下げなのです。
次に日柄です。2007年7月から今日までおよそ9ヶ月経過しましたが、通常調整期間は8〜9ヶ月が限界です。ま
れに10〜11ヶ月もありますが、いずれにしろほぼ調整は一巡したとみていいです。
また、悪材料が偏り、集中していることも底入れの近さを示唆しています。サブプライム関連損失の拡大、優
良ローンの価格低下、モノライン救済など金融市場は極度に混乱、信用収縮は拡大しています。さらに米国景気
の後退懸念へと及び、ひいては世界不況を心配するなど、まさに悪材料のオンパレードです。
こういうときは、往々にして底入れするケースが多いんです。
次に国内で言えば、最も今期業績がよいと予想される海運、鉄鋼、商社、資源など最も売りがたい主力株を売
ってきました。つまり売りも最終段階に入ってきたことを示唆しています。
為替も多く市場関係者が1ドル100円割れをあおるような言動が目立っていましたが、それも到達し今度はもっ
ともっと円高になるという論調に変わってきました。往々にして為替は少数派が利を得ることはしばしば経験済
みですが、今回もそうなる可能性があります。
最後に、2007年の11月から月足でみれば4ヶ月連続で陰線です。今の状況なら、2月末が1万3600円台でありま
すから、3月も陰線となる公算が大きい。つまりは5ヶ月連続というていたらくになります。
戦後、長い株式市場の歴史の中で、月足が5ヶ月連続で陰線となったのはわずか4回しかありません。だが、そ
の後は総じて回復に向かっています。
かくして底入れは近く、4月相場は陽転すると考えることもできるのではないでしょうか。最も、先行き2番底
を取りに行くのもまた定石通りでしょう。いわゆるこれまでの理想売りに対する現実売りです。肝に銘じておき
たいです。
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