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短期でなく、長期「保有」で捉える発想

2007/11/29

 サブプライム問題が、相変わらず株式市場に重くのしかかっ ています。各国の大手銀行や証券会社が次から次へと巨額の損 失計上を発表するので、そのたびに米国株市場はズドーンと下 がります。
 それをみて、日本株市場は先物中心に売り先行の下げ相場と なる。やれヘッジファンドが解約売りを出しているとか、やれ 外国人投資家が買ってこないとかで、買えない理由を並べ立て るばかり。「日本の金融機関への影響は限定的」と言われてい るのに、泡食ったように売り逃げに走る投資家のほんと多いで す・・・。
 笑えてくるのは、米国と日本株市場とでは市場のダイナミズ ムが月とスッポンほどに違うことです。NY市場ではドスーン ドスーンと大きく下がる時は、必ず相応の買いが入っています 。だから、反発も早いです。
 一方、日本株市場には買いがさっぱり入ってこないから、株 価はNYに大きく連れ安して、ズルズルと低迷を続けるばかり 。反発する前に次の下げが到来して、そのままだらしなく落っ こちていきます。世界最大の債権国でお金はいくらでもあるの に、日本では下値での買いがさっぱり入ってこないから、世界 でもっとも下げている市場なんです。自分の判断とリスク感覚 で主体的に行動できる投資家が、日本にはほとんどいません。 だから、ズルズルと下げ相場が続き、下へだけは過剰反応する 繰り返しになってしまいます。
 そんな中、個別銘柄でみると、「そろそろ自律反発に入って もおかしくない」と思われる銘柄がずいぶん多くなってきまし た。本業のビジネスそのものはサブプライム問題の深刻化とは 何の関係もないから、安心して長期保有できます。一方で、株 価は全体につられて売り先行の形できたから、配当利回りは2 %台後半から3%にもなります。この御時世で、長期で保有し たいと思える銘柄群が配当利回り3%で買えるとなると、本当 はかなり魅力的なはずです。いずれサブプライム問題は収まっ てくるでしょうが、その時はどんな市場評価が下されるのでし ょう。今度はみんなが泡食ったように買ってくるのではないで しょうか?
 ともあれ、将来のモノ不足を考えると、銘柄選定はしっかり 考えておいたほうがいいでしょうが、サブプライム問題に足を 引っ張られてる銘柄群との二極化現象は、いつ始まってもおか しくないと思います。今こそ保有にしろ、売買にしろ、目先だ けじゃない投資を考えなければならないのではないでしょうか 。

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